新盆

母が今年の5月に亡くなりましたので今回は新盆になりました。

私の両親は宗教には殆ど無関心でしたのでお盆などもお墓まいりは今までしたことがありませんでした。しかし、去年から急に母が自分の両親のお墓に入りたいと言い出したので入れていただくことになりました。

 

昔からの鎌倉のお寺にお墓があるため、新盆にお寺に行くことになりました。驚いたのはかなりの人がお寺にお参りに来ていることです。新盆の関係者が数十人ぐらいだと思いましたが、お塔婆を入れるために100人以上の人が来られていました。

 

多くのお墓にも花が飾られていました。残念ながら母のお墓には私以外には誰も来られていませんでした。原因は親戚の多くはもう年寄りで施設に入られている人が多いからです。残りの親戚は地方の方に移住されてなかなか鎌倉までは来られません。母が両親のお墓に入りたいと言われたのはこのようなこともあり、数年前からお墓参りしても丘の人が来ていないことでした。母はそのたびに寂しそうにしていました。それで自分もそこに入り、私に時々お墓参りをしてと言う話をしていました。

 

先月、お墓参りをしたら斜め後ろのお墓を撤去すると札がありました。どうやらもう面倒を見る人がいなくなりましたようです。法律によりもそのようなお墓はお寺で撤去することができるようです。

 

今のように高齢者社会で人口も減少しているため、お墓の面倒を見る人も少なくなり始めているのかもしれません。お塔婆も1本だけ注文されている高齢者もいました。

 

最近はお墓参りをする若い人も少なくなり始めているようでもありました。100人以上もお寺に来られていましたが年寄りは多いでした。夏休みだと言うこともあり旅行に行かれているのかも。